ふるさと大好き事業~河南東中学校~

(株)宮富士工業 後藤春雄様

《ものづくりを楽しく》

大人でも身体で表すくらい,ワクワクドキドキの達成感・充実感の繰り返し。

最初からうまくいくとは思っていない。

うまくいくために努力をする。

好きなことは続けていられるし,長く続けることができる。

子どもの頃から好きだった工作のボール紙が大きな鉄板に変わっただけ。みんなもなりたいこと(もの)はこれから芽生えてくるし,どんどん変わってもかまわない。

「こういうことしてみたい」を見つけることが大切。やるかやらないかは自分自身。

自分の人生ここ一番は自分で決める!!


《介護》 木村 正様

《福祉って何?》

体育大か福祉大かを悩んでいた時,先生の「5人に1人介護が必要な時代が必ずくる」という教えから福祉の道を選んだ。31年勤務。

「何でもいいからその道のプロになる」

みんなで助けてあげればいい。

どうやったら助けられるか…

方法が分からないからやらないだけ…

みんなが幸せになるために福祉がある。


宮城県石巻警察署 中臺 智様

《警察の仕事について》

グループで話し合うことが大切なこと。

容姿・身体・特徴など監察する力,人の行動をよく見る力が犯人を見つけることにつながる。

実際に鑑識体験を行ったら,夢中になってやっていたので,少しでも警察の仕事を感じてもらえれば良かったと思う。

石巻市役所体育振興課 南俊輔様

《仕事は石巻の未来づくり 市役所の仕事を知ろう》

どうすれば人の役に立てるのかを考えた。

市役所職員は地域への愛着がある人,3年程度で

異動があるため適応力やモチベーションを維持できる人が向いていると思う。

熱中したこと,一生懸命したことは,絶対返ってくる。 無駄になることは何一つない。

好きなこと,興味があることをとことん突きつめることは将来の自分への投資につながる。

南さんが気を付けていること…

公務員の目的は「市民のために働く」こと。

相手の立場に立ち,決められたルールの中で市民の方に最大限何ができるのか,最善の策が何かを考えて日々の業務にあたっています。結果,「南さんに担当してもらって良かった」と言ってもらえれば最高です。


決められたルールの中で相手の立場に立ち,最善の策が何かを考えることは学校生活でも同じこと。今の積み重ねが,今後のお仕事につながっていくのですね。

(株)ティー・ディー・シー 高橋 貫様

《校庭と行程と工程》

製造業はより良い製品を,満足できる価格で希望する納期までに届ける努力・実行が求められる。QCD。バランスや優先順位を考えながら、ものづくりに取り組むことが重要。消費者はいらないものは買わないから必要なもの,売れるものを作れるか作れないか…そこがまたモノづくりのおもしろいところ。

※QCDとはQuality(品質),Cost(コスト)Delivery(納期)の頭文字を並べたもの


映画批評家・ライター・まちあるき・おさんぽ人      遠藤 瑞知様

《好奇心の種を心に植え付けよう いつ?  今でしょ》

偶然とは努力した人に運命が与えてくれる橋だから,なんにもしないでラッキーはやってこない。精いっぱいの努力が運命に成功の橋をかけてくれる。好奇心があるといろんなことがやりやすい。「目標への道は一つではない」

もしも楽しいことを考えてもうまくいかない時は,もう少し努力が必要なのでは!?…と考えてみよう。考え方を変えるだけで見え方は大きく変わる。


《看護師》宮本 由美子様

《看護師と助産師の仕事について》

大きい病院ほど外国人と関わることが多いから

英語は本当に役に立つ。特に1年生の英語は大切。

看護師になって良かったことはたくさんの人と関われることや,患者さんから『看護師さんが話を聞いてくれてよかった』などと返してくれること… 健康は身体・心・社会的立場の3つ。

人の役に立つ仕事がしたいと思って看護師を目指した。何か一つ挑戦してみて,なんでもいいから好きになって欲しい。


《感想》講師の先生は自分の仕事の話だけではなく,僕たちが楽しめるように星の話や自分の過去の話などをしてくださったので,楽しかったです。

少しずつでも努力を積みかさねていくとそれは大きな自分の力になるという言葉が印象的でした。

やっぱり夢をかなえている人は努力していてすごいなって思いました。

 

石巻市サイエンスラボ 湯目 隆之様

《生徒と共に授業を楽しむ中学校理科教師》

中学生は無限の可能性がある。

「座右の銘」は点滴岩を穿つ~努力を続ければ、やがて成功するというたとえ。

夏休みの38日,1万歩を毎日歩いた。続けると大きいことができる。目標と理由が大切で,継続は力となる。

これから生きていく上で選択しなくてはいけない時が必ずある。人生の分かれ道,結果的にどっちを選んでも正解。うまくいかない時は悔しいけど何かやれるんじゃないか,ちょっとがんばってみようと奮起して欲しい。どちらに転んでもしめたものだよ。


(株)黒沢配管工業 黒澤 健一様

《人生は踏んだり蹴ったり。空を見上げて胸を張ろう》

自分が頑張って努力してきた内容だけでは環境に左右されてしまうことが往々にしてあるけれど,そこから立ち上がっていくのも,前を向くのも自分自身。自分の気持ちをちゃんともっていれば前へ進むことができる。

自分は一人じゃなくて,本当に自分が信頼できる仲間がいれば前に進める。

「空を見上げて胸を張ろう」

人間は落ち込んでいたり暗かったり寂しかったりすると自然と下を向いてしまう。

苦しい時悲しい時こそ空を見上げよう。

見上げた時に自然と胸を張って深呼吸ができる。こんな大きな自然の中で自分たちは生きている。空を見上げた時悩みはちっちゃくがんばろうと思える。

苦しい時大変な時,その都度空を見上げた。

仕事に就く時,決断する時は勇気が必要。

最後は自分の判断で決める。


《感想》どうやったら夢にたどりつくか。

人生って色々変わるもんだなと思った。

どんな人生を歩みたいか考えるというのが大事だと思った。

社会はきびしいし,大変だけど楽しいことも分かりました。


河南東中1学年主任 佐々木先生

最初に進路の話をしたのは5月。

初めは「夢ってなんだろう」とぼやんとした子どもたち…それをきっかけに何かできないかと千葉さんに相談をしたのがこの事業の始まりでした。大きなねらいは二つ。

真剣に将来を考えるきっかけ作り,

今何を努力すればいいのか…。

いただいたきっかけを深めたり,子どもたちにしっかり浸透させていくのが学校の役割。

無駄にしないように,生きるように事後指導に努めていきたい。